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あらすじ備忘録~『ブルームーン』

2015年06月23日 23:41

自力では全く取れなかった舞台チケット(汗)
ありがたいことにお誘い頂きましたので、そしてとっても楽しくてあっという間の2時間10分だったので、きちんと残しておこうと思いました。

『ブルームーン』(主演:横山裕)の備忘録です。
公演中にメモをとっているわけではないので、台詞等ニュアンスのところが多々ありますが興味のある方はお付き合いください。
続きからです。
(覚え方としては映像として覚えてる感じなので、音声が超ニュアンスなのです(;´・ω・)
そしてあらかじめこの舞台をみた方数名にご協力頂き、印象のあった台詞等をお知らせしてもらってたしたりもしました。
あらすじが終わった後になかはらの感想を少し。








『ブルームーン』
作:青木豪
演出:鈴木裕美

【キャスト】
向坂ユタカ:横山裕(主人公/実家はお寺でお坊さん)
蒲谷ルミ:マイコ(主人公の恋人/10年来のつきあい)
向坂オサム:山崎一(主人公の父親)
石渡はま子:加賀まりこ(寺の近所で写真館を経営/檀家)
トニー河村:上口耕平(ダンサー)
ケイト立花:遠野あすか(ダンサー)
光恵:木下あかり(写真館を経営)

【舞台上のセット】※絵が描けないのでごめんなさい(;´・ω・)少しでも雰囲気が伝わるといいのですが。
お寺の待合室?休憩室みたいなところ←本堂ではなくてそこで檀家さんとお話したりするスペースだそうな。
下手と上手にひとつずつ戸があって、下手の戸は玄関につながっている、上手の戸は向坂家の生活スペースにつながっているという設定
待合室にはテーブルが2つ(奥にテーブルが2つ重ねておいてあった)と椅子がたくさん、上手奥に簡易の炊事場みたいなのがって、奥中央に上手の上側に伸びる階段がひとつ
その階段が2階にあがれるようになっていて、2階にお部屋がひとつ(このお部屋の中はみれない=角度によっては見える。場面によっておいてある小物が違ったりする)
階段の後ろに大きな格子窓。
階段の途中に大きな壁掛け時計ひとつ
セットチェンジはなし、このセットの中で常に展開
…セットとは関係ないけど開演5分前のお知らせが、お寺の鐘の音でした(笑)

【ストーリー】
(舞台上にはオサム(お父さん)
パジャマを来ていて何か飲もうとしているが、物音が聞こえてあたふたしている
そこへ玄関側(本堂側?)のドアから入ってくるユタカ

ユタカ:なにしてんの!
オサム:…誰か入ってくるかなーって
ユタカ:みんな帰ったよ!あーつかれた(袈裟を脱ぎはじめるユタカ)

ユタカは法事3件を終えて汗だく。
お父さんの代わりに法事を行ったようだが、お父さんは元気そう
朝高熱だ!と騒いでいたが、実は37.2度しかなかったと聞いて怒るユタカ
ユタカ:「お子様か!」←このツッコミ好き(笑)
普段35.4度の人間がそれくらいでたらインフルエンザクラスなんだぞ!先週もお通夜と葬式繰り返して大変だったんだぞ!と明らかにサボったオサムが主張していましたが(笑)
なんだかんだで仲良し親子

ユタカ:勘弁してくれよ、檀家の名前も間違えるし
オサム:名前?
ユタカ:やってくれたね、オヤジさん。
オサム:なんだよ間違いって?
ユタカ:はい、ここで問題です。本日の法事3件中、最後のひと家族は誰でしょうか?
オサム:キタオさん
ユタカ:ぶー!違う!アカイさんです!!
オサム:どうしてアカイがキタオになるんだよ
ユタカ:こっちの質問だよ!少しも似てねぇじゃないかよ!俺は本気で辛かったんだから。ご主人はじめ7名様、アカイさんご一家に「えーただいまからキタオカズエさんの1周忌法要を…」って言ったら7名様皆様大きな声で「は?!」っていったよ!!「はぁ?!」の大合唱だよ!!それで「なにか?」って聞いたら「ウチはアカイです」だ!
オサム:(笑)
ユタカ:なんだよ!わかったのかよ?!
オサム:アカっていったら共産圏。共産圏っていったらロシア、ロシアっていったら北の方、北の方…キタオ
ユタカ:なんだそのすれすれの連想ゲーム!っていうかロシアはもう共産圏じゃねーし!!

ユタカくん最初から怒りまくりですが(笑)オサムさんは朗らかにボケてます(笑)
アカイ家の皆さんは「ホントはキタオ家に読まれるはずのお経を読まれてるんだなー」って思われてるんだろうなって、気まずいままお経を聞いてもらったよ!と怒りながら水を飲むのにもイライラしながら(笑)
それでもお父さんと会話していると、お父さんがふと話はじめます

オサム:お前、そろそろどうにかならないのか?
ユタカ:何が?
オサム:そろそろ嫁ができないのか?そしたらそもそもこういうことは起こらないだろ
(このあたりでユタカが脱いだ足袋を椅子の上においていたのを、オサムが椅子を傾けて滑り落としてそこに座る、というようなコミカルな動きがあって、お父さんの動きがこのあたりずっとコミカルっていう(笑)
ユタカ:おやじが気を付ければいいだろ!
オサム:どうなんだ、ルミちゃんとは?
ユタカ:仕事忙しいから
オサム:結婚の話はしてないのか?

ユタカとルミは10年以上付き合っているけど、結婚の話はでていないらしい。
(10年は飛び飛びらしい、ずっと付き合っているわけではないのね)
ルミちゃんはいろいろお手伝いしてくれるような朗らかな明るい女性のようですが、最近はユタカには不満がたまっているよう。
前はよく二人でミュージカルを見に行ったり、ルミちゃんがお寺のコーラス部(があるんだそうです(笑)のお手伝いにもきてくれていた。
でも最近は会ってもルミちゃんが仕事でイライラしていることを一方的に話すのを聞いていたり(ルミちゃんはミュージカルの制作とかをやってる会社に勤めている中間管理職的なポジションの人なのだが)ミュージカルのこのスターがいい、とかっていうユタカには興味のない話をするだけになってしまっていて、ユタカはおもしろくない。
別れそうなのか?と心配していたオサムもその話をきいて、ルミちゃんは俳優さんとかダンサーさんとかと浮気をしていないか?と。お前勝てないだろ!と

オサム:(ルミが)夜のダンスを求められたらどーするんだよ!
ユタカ:ばっかじゃねぇの!坊主が夜のダンスとかいうなよ!あー!満たされない。弁当でも買ってこよっかな?
オサム:ルミちゃん誘って飯でも食いにいってこいよ!
ユタカ:だから仕事だって!
オサム:土曜だろ、今日は
ユタカ:土日舞台が忙しいからな
オサム:電話ぐらいしてみろよ!
ユタカ:……今何時?

と掛け時計を見る、が時間がくるっている様子
最近この時計おかしいよな、止まったり進んだりヘンだよな、って話をする親子
ちゃんと今の時間に合わせて様子をみてみようと。
ってな具合でユタカはまた怒る(笑)←でも序盤でユタカはルミが大好きなのはよくわかるセリフがちりばめられている。

そこへやってきたのは檀家のはま子
はま子は住職が熱を出して寝込んだと聞いたのでやってきた、と。
(はま子さんにオサムの熱の報告をした時に「体温計で計れる限界に近い熱ですね」みたいな台詞があってはま子が普通にそれを言ってるのがおもしろかった。あと脱ぎ捨てていた法衣を気を使いながらも片付けるユタカの動きもかわいかった)
ユタカは今日の法事の際にもはま子さんに助けてもらった(手ぬぐいをさっとおいてくれた)そうで、はま子は向坂家が随分とお世話になっている様子(ちなみにはま子はオサムのことを「住職」と呼び、ユタカのことを「坊ちゃん」と呼ぶ)

オサム:はま子さん、こいつに今一番必要なのは手ぬぐいをそっとおいてくれる気遣いをもつ若い奥さんだと思うんですけど。長すぎた春、誰かがケツをたたかないと
はま子:だったら私、お手柄かもしれませんよ。今朝コンビニでルミさんに会って住職の体調不良を知らせたら後でおみまいにきます、って
ユタカ:ルミが?
オサム:はま子さん108人ほしいな!

浮かれるオサム(笑)
そんなオサムに「余計な話はするなよ!」とくぎを刺すユタカ。俺ら二人の話だから放っておけ、と。
オサムはユタカ一人に看取られて死んでいくのは嫌だ!お前と若い嫁さんに看取られたい、ってか若い嫁さんだけでもいい!と熱弁(笑)ルミちゃん気に入ってるのね(笑)
はま子さんはそんな親子を微笑ましく見ながら、自分は子供もいないし自分の経営をしている写真館をしめようかと話しだす。

ユタカ:やめないでくださいよ!我が家だって散々とってもらって!
オサム:なぁ。七五三だ入学式だ、全部はま子さんとこだ
ユタカ:これからだって…
オサム:結婚式だ、孫の七五三だっつってなー
ユタカ:だからやめろってそれー

来週ははま子さんのお母さんの13回忌。それが終わったら店をしめようと。
そんな寂しいお話をしてたら掛け時計から音がなる。
合わせたはずの時計がまたくるっている(時間が戻っている)←正確な時間は12時8分だが、時計は12時
その時報の後になにやら落ちたような音が。
戦前に建てられた建物だから壊れたのかな?(修繕するなら和式トイレじゃなくて洋式にして、と檀家の皆さんはいっているそうです(笑)と言いながらはま子さんが炊事場の方へいくとそこには1足のタップシューズが。
これが落ちてきたのかな?と

ユタカ:なんで?
オサム:それルミちゃんか?
ユタカ:ルミ、タップやらねーよ。男物だよ
オサム:じゃぁルミちゃんの仕事仲間の
ユタカ:なにゆえ!なにゆえにだよ!←この台詞特徴あってめっちゃ覚えてる(笑)
ユタカ:ありえねーだろうが!!

そのタップシューズをきっかけに、はま子さんのお父さんは「トニー河村」というミュージカルスターだったという話になる。
戦前に映画の主演もしたことがある、と。
その映画の撮影の時に、このお寺の2階を宿屋代わりにしていた(近所が撮影場所だったから。ヘイハチトンネル、とかっていってた狭いトンネル。あと小学校)
トニーさんは写真館の娘(はま子さんのお母さん)と後に結婚するけど、当初はお母さんの顔が地味という理由でトニーさんのお母さんは大反対だったと
「星は星と結ばれてほしかったのに、まさか石ころと結婚するだなんて」と

ユタカ:じゃぁなんで結婚したんですか?…まぁ、失礼な話かもしれないですけど華やかな仕事を捨てて写真館に婿養子
オサム:惚れたからにきまってるだろー
ユタカ:惚れたからっていっても

はま子さんはそれを聞いて、先日みた夢の話を
(はま子さんはお母さんに「母さん、なんで母さんの法事に母さんがいるのよ、と話しかけたって件ここですかね?←
はま子の母・光恵は夢の中で「お父さんに会えない。この世を去ってから12年ずっと探しているけど会えない。あの人私のこと恨んでるのか。結婚したこと後悔してるのか」と言った、と。
(ここでオサムがウソ泣きして、すぐにユタカに「ウソ泣きだろ!」とツッコまれている(笑)

ユタカ:後悔だなんていわれるとはま子さんが一番辛いですよね。だってせっかくはま子さんがお父さんとの間に生まれたんですから
はま子:そうねぇ
(何気にこのやりとり好き←)

父親であるトニー河村ははま子が1歳の時にマラリアの後遺症で亡くなっているから真意はわからない。
だから一度でいいからお父さんと話したい、とはま子

そんな話をしていると天井からどんどんと音がする。
オサムが2階に上がってなにやらどんどんしてる音(笑)
タップシューズが落ちてきたのか?とかオサムが訝しむ中、ユタカはもういいよ!と少しイライラ(笑)
お腹もすいて「出前でもとる?!」とプリプリ怒っているユタカ。
そこへルミが向坂家を訪ねてくる。
(この時階段近くの柱が取れたりして(笑)ボロボロだなこの家みたいな件がある。その後もそれを忘れていちいち取れそうな柱にビックリするキャストがかわいい)
ルミの来訪にオサムははしゃぎ、ユタカはなんだかよそよそしい。

ルミ:おじさま、お風邪は?
オサム:疲労でした
ユタカ:仮病でした
オサム:仮病じゃないよ!

ルミはオサムが風邪を引いたと聞いて、お粥を作ってきた、と。

ルミ:おじ様だけでユタカくんの分がないのもあれかなぁと思ったのでおかずも作ってはきたんだけど

…ルミちゃん好きなんだね、なひとことのセリフ(笑)

ルミ:これお皿にあけますね
はま子:私がやります。
ルミ:すみません、はまこさんの分までは・・・
はま子:いいんですよ!私のことなんて
オサム:ああ!じゃあ、こうしよう! はま子さんに冷蔵庫にあるもので何か作ってもらってみんなで食べよう!

そういいながらオサムとはま子は、ユタカとルミを二人きりにさせようと、生活スペースへ
(オサムとはま子が、ユタカとルミを二人にさせる時は「ごゆっくりー」と必ず言う(笑)ニヤニヤしながら

ルミ:…ごめんね、いきなりきちゃって
ユタカ:…いいよ。別に
ルミ:…電話も…ごめん、なかなか、出れなくて。
ユタカ:留守電、きいた
ルミ:うん、ちゃんと会って話せる時に、と思って
ユタカ:あって何を話すの?
ルミ:…いや、うん、この間の中華街の話
ユタカ:…びっくりした
ルミ:なんか食事誘われて、断れなくて
ユタカ:何度か誘われてるっていってたよね?
ルミ:でもなにもないから、あの人とはなにも!

ルミちゃん、どうやら浮気と間違えられるようなことをして、それをたまたま目撃したユタカが怒っている様子。
ユタカはタップシューズを持ち出し、ルミに「あの人はミュージカルの俳優なのか?売れてるのか?」と詰め寄る。
「外で手を繋いでるのなんてありえないでしょ!それを断れないで何を断れるのか!何なら断れるの?食事と手を繋ぐのはOKなんだよね!」と
ルミはそのミュージカル俳優がアメリカに行くことをユタカに伝える。
(この時ユタカくんが「当たり前だよね」と冷静にツッコミをいれている(笑)
実は一緒にいかないか、と誘われたがそれはきっぱり断った。
だけどそれ以外の事は断れなかったんだ、と弁明
ユタカは「3か月って仕事やめて結婚しない?っていうことだよね!」と怒り、ルミは「そんなことない、どっかで遊びに来いってことだよ」と否定するもユタカの怒りは収まらない。
そもそも誤解を生むような行動をルミがとったんだろう!と。
言い合いになって最終的にはふてぶてしい感じで「私が悪かったよ!」とルミがいうのだけど、ユタカは声を荒げて怒ることはなく、ふつふつと湧き上がる怒りを懸命に抑えている。
(ここの仕草がめっちゃかわいいんだけど、言葉ではうまく伝えられない(;´・ω・)
ユタカが「むきー!!」って感じで怒ってるのに、必死に怒りを抑え込もうとしているのがかわいい。
そしてこのあたりでまた時計がくるってる、いう件があります。
ユタカが「なにこれ、きもい」っていってるとこ(笑)←正確な時間は12時20分

ユタカ:…今も一緒にやってるの?そいつの出てるミュージカルの制作やってんの?!
ルミ:今は別のやつ。本番だったら土曜日やすみにならないー
ユタカ:…それ終わったらヒマ?
ルミ:え?
ユタカ:…いや、たまにはゆっくりどっかにさ…
ルミ:…お盆は忙しいんじゃないの、そっち
ユタカ:いや、どっか行こうよ!
ルミ:どっかってどこ!!
ユタカ:アメリカにはいけないけどさ、近場の温泉とかぁ!
ルミ:アメリカにはいかないっていってるでしょ!!

せっかく怒りを抑えたのにまた言い争いになってしまう2人。
そこへはま子さんのお父さんが主演の映画が分かった、とオサムがスマホを抱えて駈け込んでくる。
オサムはスマホの画面を見ようとするも「老眼がきつい!」と(笑)
しかもページがかわったりしてしまって「タッチパネルが大嫌い」とも。
代わりに読むから貸せ、とユタカが言ってスマホ取り上げるも、オサムがユタカの背後からそのスマホを覗き込もうとぴたっとくっついている。
そしてユタカに「近すぎるでしょ!」と怒られる(笑)なんともかわいい親子。
(ただこのあたりもイライラしているのを必死に抑え込もうとしているユタカ。ってか怒ってる設定だからずっと叫ぶようなセリフばっかり)
で、スマホ(というかあるサイト)に書かれている文章を読み上げるユタカ。
『時をかける靴』という戦前のミュージカル映画(1937年作…昭和12年っていってた記憶、日中戦争がはじまったって言ってたから間違いないはず)
ダンサーが時間を旅できる魔法の靴を手に入れて、過去にも未来にもいくという未公開の映画らしい。
未公開だが、戦後にフィルムが発見されてマニアの間で上映会が開かれている、と。
ルミちゃんはトニー河村を写真でみたことがある!と興奮してお話、ユタカはおいてけぼり(笑)
(ちなみにトニー河村の本名は「かわむらともゆき」)
「着替えてくれば?」と言われて生活スペースへ
「マジで余計なこといわないでね!」と言い捨てて。
(この時オサムさんが「しないよ!でも俺は俺でルミちゃんと楽しくしゃべる!」といっているのがかわいい、と言われたので追加←
そんなこと言われたら言わないわけにはいかない、とオサム(笑)

オサム:あいつはさぁ、こういう所がバカだよねぇ。あんなこと言ったら、ルミちゃんも聴きたくなっちゃうし、俺だって言いたくなっちゃうよね

お父さん、息子大好き(笑)
そんなオサムとルミが部屋にふたりきり。


オサム:はま子さんファザコンだなー
ルミ:私はないなー
オサム:え?お父さん苦手?
ルミ:結構厳しいから
オサム:でもファザコンじゃない方が旦那になる人は楽だよ
ルミ:え?
オサム:いや、なんでもない!仕事はどう?楽しくやってるの?
ルミ:…きっともう辞めます
オサム:なんでやめちゃうの?
ルミ:なんか…私のやりたかったことじゃないなぁって思って。
オサム:夢のある仕事なのに
ルミ:そうでもないんですよ。お金のこととか、いろいろ大人の事情とか…もちろん好きなんですけどね
オサム:大変なんだろうねぇ。ショービジネスの世界は。ルミちゃんはホントはどんな仕事がしたいの?
ルミ:…ホントは誰かのサポートがしたいんですよね、私が誰かを支えることでその人が光かがやく、みたいな。
オサム:あ、タレントのマネージャーみたいな
ルミ:…そうですね
オサム:じゃぁ仕事変えたらいいじゃない
ルミ:正直、私の全生涯をかけてサポートしたくなるようなタレントには出会ってないってのはあるんですけど
オサム:…それはタレントじゃないとダメなのかな?……あぁなんでもない!なんでもないから

そんな会話をしながら掛け時計(時間が戻ってしまう壊れているヤツ)を壁から外して掃除をしていた二人
(途中で時報がなったりもする)
その時計がトニー河村から寄贈されたものだということがわかる
昭和21年10月、の文字
『道を見せてくれた方々へ』の文字もある。
先々代かその前くらいか…とオサム。名前がわからないので調べてくる、と生活スペースへ。
部屋にはルミ一人に。
そこへ「ロハー!」という謎の挨拶とともにやってきた燕尾服の男。
その男は「ケイトはどこにいった?」とルミに尋ねる。
何がなんだかよくわからないルミ。この状況が映画みたいだ、と言いながら怖がりながらも燕尾服の男と会話を続けて状況を確認しようとする。
男はケイトとさっき映画の中のダンスを作っていた、監督が「テキトーくん」だから主演の僕がダンスを考えないと、と語る。

トニー:今日の撮影は2時からの予定だけど変更はない?
ルミ:ちょっと分からないです・・・
トニー:あ、そっか君、”寺”関係だもんね!じゃあ、僕の靴どこにあるかしらない?
ルミ:・・・あ、それなら!

(↑の件思いっきり省略してたのですが(爆)好きだとおっしゃる方がいらっしゃいましたので追加しました。
こういう省略した件、実は結構あるんです(;´・ω・)

そしてその会話の中で、燕尾服の男は自分が「トニー河村」である、と名乗る。
ルミは自分の置かれた状況に戸惑いつつ、あくまでもマイぺースに自分のことを語るトニーに圧倒されつつ(笑)
お腹が空いているならおせんべいとかどうですか?と勧めるルミ。

トニー:煎餅好きじゃないんだ
ルミ:じゃぁチョコレートの入ったクッキーとか
トニー:何?なにこれ?どうして?なんでひとつひとつ包んでるの?もったいない!どうやってあけるの?!
ルミ:…こうやって…(クッキーの袋をあける。個別包装になってるやつね)
トニー:横浜も近いしね、珍しいものが…せんきゅーそーまっち!←思いっきりカタカナ英語(笑)
(トニー緊張しながらクッキーを食べる。おいしい!と大興奮して喉をつめそうになる(笑)

トニーはそんなことを言いながらもまだ自分の置かれた状況はあまり把握できていない。
ルミはトニーが時間を超えて2015年に来てしまったことに気付きならもトニーと会話する。
今日はブルームーンという曲で踊るからその音楽をかけてくれ、とトニーに言われ、ルミがその音楽をかけるとトニーはタップダンスを。
(ちなみにトニーはレコードではなくCDであることも一応は訝しんでる(笑)
トニーはルミに一緒に踊ってくれ、と誘う。
ルミは戸惑いながらもトニーに誘われ仕方なく踊り始めたが、段々楽しくなってきてノリノリで踊っている(笑)
そこに着替えを終えたユタカが帰ってくる。

ユタカ:なにやってるんですか!その靴はあなたのなんですか!
トニー:はい、そうですけど
ユタカ:なんなんですか?あなたは誰なんですか?!
トニー:いや、そこの部屋に2週間前からお世話に
ユタカ:はぁ?!やっぱそういうことなんだろ!

ユタカは怒って、2階のお部屋に駆け込んでいく。
その時掛け時計からまた時報が。
トニーが「この旋律だ」と言ったのを訝しんだルミが2階の部屋の戸を開けると、その部屋に駆け込んでいったはずのユタカの姿がない。
ルミは「この部屋はドラえもんの引き出し?!」とパニック(笑)
あの部屋に入っている時に掛け時計の時報がなると今と過去を行き来できてしまう、ということを確信するルミ
なので、トニーに今未来に来てしまっているということを説明する。
トニーは信じられなさそうにしていたが、クッキーを見てやっと信じる(笑)
そこでルミと相談して無理やり時報を鳴らすも、ユタカの姿はない。
ルミは心配になって、ユタカを迎えにいこうとする。

トニー:大丈夫?失敗するかもしれないんだよ
ルミ:…だってあの人をあんなに怒らせたのは私だから

ルミはやっぱりユタカが心配なんだね、ということで。
もろもろ相談し、トニーが先に昭和の世界へ、ルミはオサムに頼んで、もしユタカが帰ってこなかったらトニーの後を追って昭和の世界へいくことにきめる
(この件付近でトニーがルミに「今のステップを教えて?」みたいな話をしてマイケルジャクソンのムーンウォークをならったり、トニーがチョコクッキーを箱ごとくすねたり、というコミカルなシーンもあり)

トニー:2015年か。こんなに平和なら、日本に戦争が起きても勝つってことだ←このセリフも妙に覚えている。急に切なかったから。

そしてトニーは昭和の世界へ再び戻る。
そこには住職(向坂家の先祖)と白ドレスを着た女性(このドレスの女性は自分のことを「僕」と呼ぶ)
住職は「アカイ家」の法事を「カタオカ家」と間違えたりとオサムにそっくり←山崎一さんがしています。因みに間違えた理由は「アカイの赤と言えば活動(映画)のアカニシカキタ、アカニシカキタと言えば主演はカタオカチエゾウ」
(ここの件ではやはりアカイ家の人たちは「ありがたいお経は別の人のものなんだなと思ってらした」という件があります(笑)
テンドンです(笑)
その白ドレスを着た女性が機転をきかせて事なきを得たみたいなのですが。
お話しながらその女性は「紙吹雪」をつくっています。
「監督がホントにテキトーくんで舞踏会のシーンの構想を聞いたら派手さにかけるから、自分がアイディアを出して紙吹雪を舞わせることにした。その紙吹雪を作っている」と
…トニーもいっていましたが、よっぽどテキトーくんの監督(笑)
その女性はトニーの同僚、アメリカにダンスを学ぼうとしているが、1人では無理…なのでトニーと行きたい、とトニーに恋心がある様子もみせている。
その女性がトニーを呼ぶ…と、時報がなり(昭和の世界には掛け時計はないのだが)、2階の部屋からでてきたのはユタカ。

ユタカ:…ルミとあの男はどこいった?
住職:は??すみませんがどちら様でございましょう
ユタカ:何いってんだよ、親父!
女性:そちらはどちら様ですか?下へ降りてご説明くださいませんか!
ユタカ:…どちらさま?新しい檀家さん?(住職にきいている)
住職:こちらはミュージカルスターのケイトさんですよ!
ユタカ:ルミの友達?
住職:ルミさんはどちらさま?
ケイト:そちらはどちら様ですか!
住職:映画関係の方ですか?トニーさんの部屋から出ていらしたから
ユタカ:トニーってはま子さんのお父さんの?
住職:はま子さんってどなたですか?

会話がかみ合わないので、お父さんがボケたのかと訝しんでいるユタカだが、トニーの部屋を見て自分が置かれた状況がうすうすと。
自分の話しているのはオサムではなく先祖のイチロウ(ちなみにもう1個前はカメキチ)であることがわかり、今いつですか?と尋ねるユタカ
そして自分が昭和12年の世界にきてしまったのだとわかって「怪しいものではありません!」と主張。
向坂ユタカ、と応えると怪しまれる感じだったので、咄嗟に「キタオユタカ」と名乗る
自分が戻れるのかとパニックになり「危害は加えない」といいつつも呼ばれなれない「キタオ」と呼ばれ泣きながらイチロウやケイトと話す。
(このあたりは自分で「キタオ」と名乗っておきながら「呼ばれなれないのでユタカにしてくれ」という会話が何度か(笑)
あと東京よりも大阪公演の方がヨコのアクションがオーバーアクションになってきて(笑)山崎さんが普通に笑ったりしてました(笑)
ケイトにトニーはどこにいった?と聞かれ。

ユタカ:あーっ!!!トニーはトニーでタイムスリップか!!

トニーもタイムスリップしたんだ、と気付くユタカ。
ただイチロウやケイトに上手に説明できない、ので、余計怪しまれている(笑)

ケイト:トニーはどこへ?
ユタカ:あー、これ言ったら違う、これいったら違うぞー…私の友人とトニーさんが…あーっ
ケイト:なんですか?!
ユタカ:これも違うっ、うーっ、私の友人の友人がトニーさんなんです。それでまぁ僕はトニーさんを訪ねてさっきここに来ました。はい、そうです。私は友人の友人であるトニーさんを訪ねてここにきました
イチロウ:ん?トニーさんを探しに上の部屋へ?
ユタカ:はい、そうです!
イチロウ:トニーさんの部屋はご存知なかったんですよね?
ユタカ:あ(汗)…ごめんなさい、ウソつきましたー(泣)

ユタカはしどろもどろになりながらも、自分の友人を巡ってトニーとちょっとした確執があるので訪ねてきた、と説明。
それを聞いたケイトは(トニーが好きなんで)ちょっと怒りを抑えながら「ご友人というのは女性ですか?」と。
ユタカは女性だと応えると、ユタカと二人きりにしてくれるよう住職に頼む。
そして2人きりの部屋で

ケイト:キタオさん、どうぞお座りください。
ユタカ:あー(涙)もどれんのかなー
ケイト:キタオさん、お住まいは…
ユタカ:すみませんが、やはりユタカで。キタオは呼ばれ慣れなくて!
ケイト:お住まいは?
ユタカ:あぁ、まぁ割と近くです
ケイト:あなたがお付き合いしている方もやはりご近所の方?
ユタカ:はい
ケイト:それがルミさんっていう人
ユタカ:はぁ、まぁ。
ケイト:私はね!少しトニーさんと…お付き合いがございますの
ユタカ:……えっ、そうなんですか?
ケイト:そうでしょ!今そういう流れでしょ!あ、ねぇ敬語やめていい?敬語無理!
ユタカ:全然どうぞ
ケイト:僕とさ、あ、私自分のことを僕っていうから。今はやってるの知ってる?
ユタカ:いいえ!
ケイト:ね、ルミってさ!どういう女?!
ユタカ:はい??

ケイトはルミとトニーの仲を疑ってユタカに尋ねるも、ユタカは事の顛末がわかっているので、それが誤解だったということはわかっている、とケイトに話す
(この誤解のくだりで「99%ないです!」ってユタカはいうんだけど、残りの1%の疑いはいったい何なんだろう?って←(笑)

ユタカ:誤解してあの部屋に入ってありえないことになって俺どうするー?って、俺そういう状態です

ケイトはトニーが99%浮気している、ということをユタカに訴える。
トニーは全く花に興味がなかったはずなのに急に「きれいだな」というようになったりする等ヘンだと。
だからユタカにルミでなければ他に心あたりはないか、と尋ねる。
未来を知っているユタカは、思いっきり心当たりがあるのだが(笑)「ありません」と。
その様子にケイトは誰なんだ?と詰め寄る

ユタカ:わかったらどうするんですか?乗り込んでビンタでも食らわせるんですか。やめた方がいいと思いますよ。
ケイト:どうして?
ユタカ:何にもならないでしょ。浮気相手のところにいっても。むしろあなたが取り乱しているところを見られてトニーさんに嫌われるかもしれない
ケイト:あんただったら気持ちがわからない?あんたの恋人も浮気してるんでしょ?
ユタカ:してませんよ!
ケイト:はぁ?!嘘ウソ嘘ウソ!!
ユタカ:圧がすごい!あなた疲れるっ!!
ケイト:あのさ、あんた、トニーとルミさんの仲疑ってたじゃない?
ユタカ:誤解でしたけどね
ケイト:でも疑ったってことはトニーじゃないけど他にいるってことじゃないの?
ユタカ:…まぁ
ケイト:ってことはさ、あんたと私は同類だってことじゃない!
ユタカ:微妙に違う気がするけど
ケイト:誰なの、あいつの浮気相手は!
ユタカ:会ってどうするんですか
ケイト:確認するわよ。私と比べてそいつがどの点が優ってるのか。今トニーを失うわけにはいかないの!アメリカにいくんだから!

未来を知っているユタカは絶対に成功しない、とケイトに。
ケイトはプランもある、人と合わせるのが日本人が得意だからトニーと自分はカンペキにあったダンスで成功するんだ、と。
そんな言い争いをしているところに「石渡です」と名乗った女性がやってくる。
石渡と名乗った女性は法事のことで住職を訪ねてきた、と。
ケイトはユタカを連れて出ていき、
(このあたりにユタカは出ていきたくないので「あなたに興味があります!」と言ってみたりするんですが、結局は連れていかれます(笑)
石渡と住職が二人きりに。
法事のことはすんなり決まったのだが、石渡はトニーのことを気にしている様子。
(石渡=光恵=はま子のお母さん、はこのあたりからわかりはじめる)
トニーとは一度写真を撮ってから撮影現場にお邪魔する等面識はあるよう。
トニーに会いたい口実を「写真を渡す」ということにしてきたのだがトニーはいない、が時報がなって、トニーが昭和の時代に帰ってくる。

住職(イチロウ):トニーさん、ずっとそこにいらっしゃいました?
トニー:さっきから…
イチロウ:いや、割と色白の青年がですね…
トニー:あぁ!優し気ホワイティー!ご住職、ちょっと呼んできて頂けませんか?燕尾服の男が迎えに来たといえばわかるはずです
イチロウ:わかりました

せかすようにイチロウを追い出したトニー
光恵と二人きりに。
光恵はユタカのことをトニーから聞こうとするも信じられない話なのでトニーもふわふわしているが、そんな話は放っておいて(笑)光恵と会えたことをキザに返すトニー
藤の花も知らないトニーだったが、光恵と出会ったことで花の名前を知り、覚えるようになる=光恵に惚れている。
トニーはケイトとは付き合った覚えはないけども、アメリカには行きたいとは思っているので、それではケイトが誤解(トニーがケイトのことを好き)してもおかしくはないのではないか、むしろ自分とは付き合わない方がいいのでは、と光恵。
しかしトニーは光恵といることの方が楽しい、アメリカにはいかない、と。

そんな会話をどうやら扉越しに聞いていたのはケイトとユタカ。
ケイトが怒ってその2人の間に割ってはいる。
あんたがたぶらかしたんでしょ、と光恵に問い詰めるケイト。
光恵が答える間もなく、「光恵さんじゃない」と庇うトニー
ケイトがトニーを叩いたり大喧嘩している所に時報。
トニーは頬を叩かれたからと、「あとはよろしく」とすべてをユタカに任せて退出。
ユタカとケイトと光恵、なんともおかしな3人に。
光恵はもう二度とトニーとは会わないといい、部屋を出ていく。

ケイト:君、未来からきたんだよね?トニーは光恵と結婚するって?
ユタカ:…はい。本当の話です。僕は70年以上先の世界にいて知ってるんです。トニーさんと光恵さんが結婚して子供がうまれます
ケイト:そんな未来絶対かえてやる!
ユタカ:無理ですよ
ケイト:トニーは私の全てなの!そりゃまだつきあっちゃあいないかもしれないけど、あんな女さえ現れなければ私が付き合ってたのよ!
ユタカ:それはそうなのかもしれませんけど、未来…というか僕にしたら過去は変わりませんから
ケイト:…あなたが未来から来たっていうならひとつ質問するわ、すごく疑問に思うことがあるの。トニーはあんな女と結婚して幸せだったの?
ユタカ:…それは、わかりません
ケイト:じゃぁどっちだっていいじゃない。私と一緒にいた方が絶対幸せよ!
ユタカ:…それも、僕にはわかりません

ケイトは矛先をユタカとルミに変えて腹いせ中(笑)
ルミの浮気相手はダンサーなのではとか、浮気していていなくても未来では浮気するかもね、とあおったりとか。
でもそれに対してユタカは「仕方ない」という。
ダンサーみたいな仕事の方が夢があるし、ルミと話があうから、と。

ケイト:あんたにはさ、奪い返そうっていう気はないの?
ユタカ:それも仕方ないでしょ。僕はこの寺を継ぐしかないんですから。子供のころからそういわれて育って僕の運命は決まっています。ルミのために寺を捨てて一緒にミュージカルの制作をやるべきですか?そっちの方がよっぽどバカでしょ。僕は僕の運命をいくしかない。ルミがそれに乗ってくれないのなら仕方ないでしょ。結婚するにはルミに仕事を辞めてもらわなくてはいけない。でも僕のせいで彼女を不幸にしたくないですから
ケイト:……それは仕事や運命のせいではないね。そんなだから浮気されるんだよ!未来ってね、自分で切り開くんだよ!仕方ないばかり言ってるからだれものってくれないんだよ、未来が決まったような顔して、一緒にいて楽しい人なんていないだろ!

ケイトはトニーを絶対手に入れてみせる、と言い部屋を出ていく。
「未来を自分で切り開いていく」
繰り返して自分に問いかけるユタカ。
そこへやってきた光恵。
トニーに写真を渡したかったから、と戻ってきたのだ。
その写真をユタカは見て、びっくりしている。
そこにはスターのトニーではなく、日常のトニーが写っている
「これはいい写真ですね!僕がこれをもらったら嬉しい!やすらぎがあります」と言うユタカ。
それをきっかけに光恵とトニーの仲をとりもとうとするユタカ

ユタカ:本当にトニーさんとお別れするつもりですか?
光恵:仕方ないと思います
ユタカ:…あなたの気持ちはわかるんですが、あなたとトニーさんが結ばれてほしい!
光恵:無理です!
ユタカ:トニーさんはあなたに惚れてるじゃないですか!
光恵:だからって私のつまらない人生に付き合わせるわけにはいきません!
ユタカ:…しみたー…あのあなたの人生はつまらないんですか?
光恵:あの人は銀幕のスターで、この土地から少しも動けない私に付き合わせるわけにはいきません
ユタカ:…わかるーけども…この写真を渡してトニーさんに正直な気持ちを伝えてください!あなたの人生はつまらないものではありません!僕は未来で年を取られたあなたに写真をとってもらった。カメラの前でかたくなっている僕を自然に笑わせてくれた。未来を自分で切り開く力がある

そんな話をしていたら時報
そこへ帰ってきたトニーとケイト。
トニーに2階に行くように促されるもユタカは光恵の説得に必死。
そんな中2階から出てきたのはルミとはま子。
トニーに紹介するように促され、はま子をどう紹介するか戸惑っているユタカ。

はま子:自分で名乗りますから…近くの檀家の者で…はま子と申します。
トニー:はま子さん
はま子:父が名前をつけてくれました。お腹が大きくなった母と海辺を散歩していた時に白い花をみつけまして…あの花のように清純に芯の強い子に育ってほしいと願って。母がその花の名前をハマユウだと父に教え…それではま子という名前になりました。
トニー:僕はお父さんのことは知らないけど、よくわかるな
ユタカ:あの!こちらは近くの写真館の光恵さん!お花もすきなんですよね!
光恵:藤やつつじが好きで…
はま子:私も好きなんです
ユタカ:トニーさんも光恵さんのおかげでお花好きになったんですよね
トニー:この人が教えてくれると、自然と名前が頭に入るんだ
はま子:そうですか…
トニー:あの…きっと貴方のお父様はあなたのお母様のことを愛していたんだね、だから貴方にそんな素敵な名前をつけられたんだね。
はま子:ありがとうございます

そんな光景を見ていられなくなったケイトは嫌味をいいながらも出ていく
しかしそんなことにはかまっていられないユタカは光恵にトニーに写真を見せるようにいう。
光恵はその時の表情がとてもステキだった、と自分の思いをいうもトニーはその写真を見て、自分にがっかりする。
気に障ったわけではない、驚いたのだ、と。
その反応を見て光恵は部屋をでていき、ユタカは必死に止めようとするもダメで。
トニーはいう。
光恵のことは心から好きだ。
自分はダンスに目覚めてから必死で突っ走ってきてずっと輝き続けることはできないんじゃないかと悩むこともあったからこそ、光恵に惹かれた。
写真にそういう弱さが出ていた。
だからこそアメリカに行くべきなんだ、と。
ユタカはアメリカに行っても成功しないから残るべきだと止める。
しかしトニーはいう。
「結果ではない。成功とか失敗とかどうでもいい。今この道を降りたらいつかきっとそれを光恵のせいにする。それがこの写真に写っていた」
と。
それを黙ってみていたはま子。
後で撮影を見に行ってもいいか、とそれだけを伝える。
部屋を去るトニーを見送る、はま子。
そしてユタカとルミ

自分のふがいなさに打ちひしがられるユタカにパラレルワールドじゃないかと慰めるルミ
未来に戻ったらはま子が消えるんじゃないかと心配するユタカ

はま子:それならそれでいいですよ。私はたいした人生でなかったし、子孫も残してないし、私がいなくても未来はかわりません。…それに私は母に似ているとわかりました。相手の事が好きでも相手を不幸にしてしまうとわかったら身を引いてしまうんです。だからきっと死んだら母さんには会える。あったら私たちバカだねって言い合える。無縁仏になってしまったね、って。母さんはきっと許してくれると思う。
ユタカ:…はま子さんとトニーさんとお母さんは、俺が生きている間は絶対に守ります。
はま子:ありがとうございます!ルミさん、30分くらいたったら時計を鳴らして頂けますか?
ルミ:もちろん!
はま子:戻れなかったら戻れなかったでいいんですけどね
ルミ子:何度でもならします!
はま子:…坊ちゃん、絶対に私みたいになっちゃダメですよ。

そうしてはま子は表にでていく。
ユタカはその後ろ姿を見送って、泣き始める。

ユタカ:無理だよそんなの…俺に何があんだよ。人の運命狂わせただけじゃねーかよ。きっとお前の人生だって狂わせるだけだよ。
ルミ:ユタカさぁ
ユタカ:お前アメリカ行きたいだろ?やっぱ行きたいだろ?行ってさ、これから自分の仕事どうするだとか真剣に考えてみたいだろ!
ルミ:…自棄おこさないでよ(苦笑)
ユタカ:だって、俺はお前の重荷になってるよな!
ルミ:…は?
ユタカ:そもそも俺と付き合ってなければさ、お前全然いろいろ自由にできるじゃない。俺がいていいこと、今まるでないでしょ!
ルミ:……こっちきてホント損した。タイムスリップなんかしてさ、こっちにちゃんと来られる保証も元の世界に戻れる保証もないのにユタカのこと心配だから思い切ってやったのに私ホント馬鹿だった!
ユタカ:ルミ…
ルミ:…どうしてお寺を継いだの?
ユタカ:そういう運命だから
ルミ:ね、運命ってなに?仕方なかったから?じゃぁ檀家さんは高いお布施払ってあなたの仕方なくに付き合わされるわけ?
ユタカ:俺が言いたいのはそういうことじゃなくて!
ルミ:あなたどこの偉人?
ユタカ:偉人?
ルミ:エライ人!王族に生まれたとかさ、気づいたら大スターだったとかさ、自分の力で運命を変えられないようなたいそうな人生なの?やりたいことがあったらいくらでも変えられるでしょ?
ユタカ:たいそうな人生じゃないけどさ、無理だよそれは。変えられない
ルミ:挑戦したことあった?運命とかいうのをさ、自分で変えようと思ったことはないの?
ユタカ:今まさに失敗したとこだろ!
ルミ:人のじゃなくて自分のよ!仕方なくお寺を継ぐんじゃなくて、自分の人生どうしようこうしよう考えたことなかったの?
ユタカ:お前だって知ってるだろ!大学出てすぐお袋が亡くなってさ、俺がここを助けてなかったらうちの寺どうなってたか!
ルミ:本山からお坊さん呼んで、なんとかなってたと思いますけど。跡継ぎのないお寺ってそうするんでしょ?前自分でそういってたじゃない!
ユタカ:じゃぁ何?俺がやってきたことは全部無駄だったっていうわけ?
ルミ:夢も希望もないあなたにつきあいきれないっていってんの!
ユタカ:じゃぁそもそもなんで付き合ったんだよ!!
ルミ:……忘れちゃった(涙)

そこへ時報が。

ユタカ:…最悪のタイミングだ
ルミ:最高よ!これ以上話ないもの。…別れよっ。だらだら長く付き合いすぎたよ。きっぱり別れてお互いやりたいことやろ。あ、ないのか、あなたには。それはそれはご愁傷様ー
(階段をあがって2階の部屋へ行こうとするルミ)
ルミ:…いかないの?
(ユタカは意地を張って動こうとしない)
ルミ:あーそう!じゃぁおじ様に30分おきに時計をならしてもらうようにいっておくわ!
ユタカ:俺がもし帰れなかったら…
ルミ:帰れるわよ、絶対!
ユタカ:なんでそんなこと言いきれんだよ!
ルミ:あなたそんな面白い運命の人じゃないから。さよならっ
ユタカ:……アーーっ!!!!!

喧嘩したまま、ルミは2015年の世界へ。

ブルームーンが流れ、トニーとケイト、そして光恵が踊る。
そこでうなだれるユタカ。
そして「あー!!」と言葉にならない気持ちを叫ぶユタカ
3人が踊る中、ルミが現れる。
ルミは楽しそうにトニーと踊る
ユタカはそれを見ながら何度もなんども叫んではうろうろと彷徨っている

(暗転)


(暗転があけると2015年に戻ってきている、ユタカ
そしてそこにはオサムがいる

オサム:この時計まったくならなくなったんだよ!
ユタカ:なんで今日になっても鳴らしてみようと思ったの?
オサム:先週おもしろかったからさー。これで俺もオバQになれるんじゃないかと思って
ユタカ:ドラえもんだろ?!

時空を超え旅をしてから1週間たったらしい。
ユタカはその後ルミとは会えていないようで、落ち込んでいる様子
時計は捨てるか、捨てるってNGワードか!とおちょくるオサム。
そこへはま子が訪ねてくる。
はま子の母親(光恵)の13回忌は無事に終わったらしい。

オサム:お前にお礼がしたいんだってさ
ユタカ:俺?
はま子:私の夢をかなえて下さったから。たいしたものではないんだけど。ちまきをね
オサム:食ってみろ、思い出すから。お前が子供の頃食ってたちまき、はま子さんが作ってたんだよ
はま子:あの頃奥様いろいろあって…
オサム:ちょっとノイローゼ気味でしたよね
はま子:だから私、大きな行事の時はお料理とかお手伝いをさせて頂いてました。
ユタカ:ありがとうございます…

それにしても、ユタカに作ってきたにしては量が多い。
ユタカは知らなかったが、ルミが『時を駆ける靴』(トニー河村主演映画)をいろんなところに掛け合って、裏DVDを入手した、と。
ルミがそのDVDをもってやってくる、と。
ユタカはオサムに「ルミと何話したの?」とかみついたりしてまた怒っている(笑)
オサムが準備するからはま子とビールでも飲んでいろ、とはま子とユタカは二人きりに
DVDは宅急便で届くのか?とはま子が茶化していると、そこへルミがやってくる。
落ち着きないユタカ。
3人で献杯を(トニーさんやら光恵さんに)しながら、撮影はどこでやったのか、とはま子とルミが話し出す中、ユタカは相変わらず落ち着きがない。

はま子:坊ちゃん、ホントに、本当にありがとう。私、聞きたかった言葉がきけました。父が母のことを心から好きだったっていう言葉がきけました。ずっと母は「私はあの人の運命を狂わせた。じゃなかったらあの人もっと長生きしたかもしれないに」と言ってたんです。先週父にあえて、母のことを心の底から好きだったってことがきけて、今日の13回忌晴れやかな気持ちで臨めました
ルミ:トニーさん、あれからどんな人生を?
はま子:アメリカには行きましたよ、渡米して戦争があって、収容所にいれられて終戦後に日本に帰ってきました。そして母と結婚しました。でも収容所での労働が祟って私が1歳の時になくなりました
ユタカ:…お父さん確か、南方でマラリアに罹ったんじゃなかったですか?
はま子:アメリカですよ…私わからなくなってきました。南方っていいましたっけ?
ルミ:…変わっちゃったのかな、パラレルではなく、過去が。ま、でもトニーさんが光恵さんのことを好きだったのはかわらないわけですから。

そんな話をしていると、オサムが部屋に帰ってきて。
時計が完全にならなくなったことをルミとはま子に知らせる。
時計の裏を見て書かれてあった日付はトニーが光恵と結婚した日だと、はま子が教えてくれる。
そうしていると時計の中から1枚の写真が。
その写真はトニーがアメリカ行きを決めたあの写真
そしてメッセージ『ロハー!みつけたね!』
タイムスリップも全部トニーの仕業なんだな、と。
話がひと段落したところで、はま子の報告。
「坊ちゃん、写真館続けることにしましたよ。だってまだまだ撮りたい写真がございますもの!」と。
(この後「撮りたい写真がございますもの!」とオサムも重ねていいます(笑)
相変わらず二人をくっつけたいオサムとはま子(笑)
そうしてはま子とオサムが生活スペースに。
ルミとユタカ、二人きりに。

ルミ:じゃぁ私はこれで
ユタカ:…もうちょっといてよ
ルミ:どうしてって?
ユタカ:なんできたんだよ
ルミ:はま子さんにどうしてもって言われて断れなかったから
ユタカ:…俺からも頼むよ…どうしても。もうちょっといて

ちょっと距離を取りながらも、2人でビールを飲んだり。
その後どう切り出していいかわからないユタカ。
(自分のお尻のあたりを拳(グー)で叩いて自分を鼓舞してるんだけど、なかなか切り出せないユタカがとってもかわいいです(笑)
音楽かけていい、とルミがいい、かかった音楽は『ブルームーン』
自分たちの話が切り出せないユタカは、ケイトのその後の話を。
ケイトはアメリカでとっても有名になり、ムーンウォークを最初に考えたのはケイトじゃないかって噂もある、っていう話を勢いつけて話す。

ユタカ:この曲なんて曲?
ルミ:ブルームーン
ユタカ:どういう意味なのこの歌詞
ルミ:確か…寂しい女が告白を待ってる歌
ユタカ:…へぇー(しどろもどろ)…ダメだ、言葉が全然うかんでこない!
ルミ:…あ、そっ(残念そう)
ユタカ:…確かに、俺には夢がないよ。お前が仕事やめてこの寺の奥さんになってくれたらって思うけどさ、ミュージカルの仕事の方がお前には向いてると思うし…俺にはホント、夢がない。
ルミ:このお寺をこうしたい!とか全然ないの?
ユタカ:……ない。寺を継いだのも仕方なかったからだし、檀家さんと話してると楽しいこともあるけど、俺の人生こんなもんだろうな、って。だから夢とかいわれると、お前と、ずっと一緒にいられたらそれが一番幸せだろうな、と思うんだろうけど
(この時の一瞬のルミの嬉しそうな顔、好き(笑)
ユタカ:でもさ!それは俺だけの考えで…
ルミ:…いけないの?それじゃあ!私は、あなたの仕事に夢がないなんて一度も思ったことはないわ。…人はみんな死ぬじゃない。愛しい人が死んだらみんな受け入れられないじゃない。お坊さんっていうのはさ、どうしても受け入れられない愛しい人の死を生き残った人たちがいつか受け入られるようにするための言葉とか何かを与える仕事なんじゃないかな、って。あなたはなんだかそれができる人だって、私信じてたの。そうしてあなたはそれができた。
ユタカ:え?俺がいつ?
ルミ:あなたは導き出したじゃない。トニーさんから「お母さんを愛していたんだね」って言葉を。それにあなたははま子さんに「お墓は俺が守る」っていった。亡くなった後もはま子さんを守るっていった。…あなたの仕事には夢があると思う。
ユタカ:…ありがとう。
(しばし沈黙)
ユタカ:…………あのさ。中華街の件だけど…手つないだの見てから嫉妬したんじゃないよ。その前からだよ。マネージャーが頼りなくて毎朝電話してるとか、飲み会で余ったお金でのど飴を買ってるとか、そういうのすげぇなって。よく気づくなって。そういうサポート、俺にしてほしいなって思ってた。俺だけにしてくれないかな、ってずっと思ってた。
ルミ:……ごめん
ユタカ:でさ。別に変な意味じゃなくて、アメリカいってきたらいいよ
ルミ:え?
ユタカ:トニーと光恵さんを見ていてよく分かった。運命ってものがもしあるとしたら、アメリカで捕虜になっても南方でマラリアになっても、縁のある人間はきっといつか一緒になる。俺はお前と一緒になる運命を信じるから。行って来いよ、アメリカ
ルミ:…ブルームーンの歌詞のラストはね、恋人がとうとう現れるの。そして一人の私にさよならできるの
ユタカ:…へぇ…(動揺している)
ルミ:…どこにもいかない!だから、もう一言だけ、私に言葉を頂戴。大事なひとこと、あなたまだ言ってない。
ユタカ:……俺と結婚、してください!
ルミ:…よくできました。
ユタカ:……返事をきいてない!イエスかノーか返事をきいてない!
ルミ:…だから!
(ユタカの背後から抱きつくルミ。こっそりいいよ、と言ったような演出)
(その後ユタカはルミを抱き上げてくるくる回ったり、ダンスの真似事をしたり、で本編終了。幸せそうなお二人でした)
(あ、最後に紙吹雪の中でユタカとルミが踊ってるのですが、『時を掛ける靴』の舞踏会のシーンでも紙吹雪が舞っていたんだよ、って台詞があったりして、過去と未来がはっきりとではなくてもリンクしてる部分が結構ある)

【劇中で出てくるお花たち】
①はま子さんが最初に持ってくるお花『シャクナゲ』
オサムが熱を出したと聞いてお見舞いにと持ってくる。それは何のお花?とオサムが尋ねる。
花言葉が「威厳」「警戒」「警戒心」「危険」「荘厳」「注意せよ」…これから起こる事に注意するってこと?(´-`).。oОシャクナゲがツツジの仲間だから使われたのか(´-`).。oО
②向坂家の家紋にもなっている花『フジ』
トニーと光恵、そしてはま子が過去にて会った時、格子窓の外にさいている。
お寺の装飾にもこのお花は使われている、いわば向坂家の象徴でもある。
花言葉が「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」…テーマにもなってるお花。なんだかロマンティックな花言葉。
③トニーが光恵さんに教えてもらって覚えた花『キソケイ』(ジャスミン)
ケイトに浮気?を疑われるきっかけになったお花。
花言葉が「「愛らしさ」「優美」二人で見て、ほのかに恋心を確かめ合ったお花
④はま子さんの名前の由来のお花『はまゆう』
トニーの「お父さんは君を愛してたんだね」を引き出したお花。
花言葉が「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「汚れがない」…なんだか矛盾してる言葉が並んでいるよーな気がする(笑)
最後の場面に白いお花が登場するのだけど、このお花だったとしたら。
「あなたを信じます」で行きたいところだけども。

お友達に「ハマユウ」以外のお花は5月頃に開花するお花ばかりなので、同じ季節でタイムスリップしている、というところをお花で示してるかも、というアドバイスを頂きました。
んでもって、ハマユウは↓の向坂家の場所ヒントになったりも

【考察・向坂家はどこにあるのか?】
作品の中で
①横浜が近い(トニーがクッキーに驚く件+「中華街で見た」というワード)
②ハマユウが咲いているような所がある(トニーと光恵が出産間近にデートしていた浜辺)
③映画を撮影したのは「ヘイハチトンネル」というトンネルと、小学校
という条件がある。
①と②から、神奈川県内であることは間違いなく、ハマユウが「市の花」となっている、横須賀市や三浦市ではないか、と予想される。
また横須賀の観光案内によると「横須賀は日本一トンネルの多い街といわれている」とのことで、横須賀トンネルマップなるものがあるとな。
……みつけたー!!!

へいろくトンネル



名前はへいろく、だけど(笑)
ここを抜けると小学校(ちなみに実際には浦郷小学校というところ)がある、となっているのでモデルになっている可能性が高い。
ちなみに近くには「向坂トンネル(隧道)」が

こうさかトンネル



なのでこのあたりにお寺(向坂家)がある設定と考えられる。

よこすか



ちなみにこの近くには「自得寺」というお寺があるけど、家紋がどうも違う(´-`).。oО←藤のお花ではない。
が、このお寺臨済宗のお寺で、臨済宗で藤の家紋を使っているところもあるみたい。
ということで自分の中ではこのあたりに向坂家があるんだな、と思うことにしておこうということになりました(笑)

《追記》
この作品を作った青木さんの出身地が「神奈川県横須賀市」だった!(笑)
なんと(笑)
このあたりの風景を思い浮かべながら作られた可能性大ってわけですな(´-`).。oО




【作品を見終わっての感想】
とにかく2時間10分を感じさせない内容でした、そんなに時間がたったのかな?っていう印象。
はじめは休憩ないのトイレとかもあるし大変そうだなーって正直思ってたんです←
だけど休憩なしでいっきにやってもらって、基本的には笑って、ちょっとほろっとして考えさせられて。
私的には「お坊さんというお仕事には夢がある」ってのが結構じんわりときたっていうか。
人はいつか死ぬ、それはどんな人にもかわりのないもの、と私自身は自分の仕事を通して嫌という程わかっていますが、つまり自分の仕事はその「死」を見つめるという仕事であり。
華々しく舞台にたつアイドルとか子供の成長を見守る先生とかにくらべれば「夢のないもの」であることは確かで。
「お坊さんっていうのはさ、どうしても受け入れられない愛しい人の死を生き残った人たちがいつか受け入られるようにするための言葉とか何かを与える仕事なんじゃないかな、って。」
っていうルミのセリフ、自分はお坊さんじゃないけど(笑)、今生きている人が死に向かう事と今生きている人が死を受け入れること、そのお手伝いを「夢がある」と思ってできたらステキだな、と。
キツイことも多いけど、お仕事頑張れるな、ってのが一番で。

あと印象に残っているセリフは
「結果ではない。成功とか失敗とかどうでもいい。今この道を降りたらいつかきっとそれを光恵のせいにする。それがこの写真に写っていた」
っていうトニーのセリフね。
ユタカが「やすらぎがある」といった写真をみてのこの台詞。
トニーって人が、周りにもちあげられてできたスターじゃないことがはっきりわかる台詞だなーと思って。
人のせいにしない人生ってかっこいいけど、やろうと思ってもなかなかできないもの。
「あの時あぁしてれば」って後悔が全くない人生ってやってみたいけど、怖くてなかなかできなかったり。
だってやっぱり成功したいし。
でも、この台詞があって、「人生の成功ってなんだろうな」って考えたりもしましたよ。
やりきることだけが成功ではないだろーしな。
でも「やりきらないと成功はない」のだろうしな。

んでもって、ユタカね。
正直私はユタカと結婚したいとは思いません(爆)が、この男はいろいろとキュンキュンさせるよなーと思ってました(笑)
「だから夢とかいわれると、お前と、ずっと一緒にいられたらそれが一番幸せだろうな、と思うんだろうけど」
っていう台詞にきゅん!っとなった女子はやたらといるはず(笑)
(この台詞、ふいにでてくるし、何せこんな大切なこといってるのに、ユタカが無意識っぽいのがまたいい)
ホントにルミちゃん好きでいろいろモヤモヤしてるくせにーとか思って、ホントの横山さんにも少しそういう傾向があるのかもしれないけど、いちいち表情とかもキュンキュンさせるよな、と(笑)
マイコさん演じるルミも強気で(顔ちっさい手足長いの容姿も手伝っている)でもユタカのこと大好きで。
パンフレットかなんかに「10年付き合って倦怠期」的な雰囲気がヨコのおかげで自然とできた、みたいなことが書いてありましたが、ホントにナチュラルにその雰囲気が出つつ、お互いがお互いのことを大切にしてる感がね。ホントによかったですよ。
あとベテラン勢の山崎さん加賀さんがやっぱり締めるとこ締めて、緩める所を思いっきりゆるめてくれてて、ヨコもマイコさんも自由にのびのびできてるってのが大きいんじゃないかなーと思ってみていました。
脚本はね、過去と未来(というかユタカが生きている現代)のネタのリンクとかが楽しくて、テンドンもとっても良い効果が生まれていました。
単純に楽しい(笑)
そのテンドン具合が山崎さんがいることでもう一段回楽しいものに変化してたよーにも思います。

カーテンコールの横山さんは、少し照れた顔をして、でもなんだか誇らし気で。
13年ストレートプレイをやってなかったから不安に思ってたこともひょっとしたらあるのかもしれないけど、この人は「生の舞台で輝く人」だよなーと、改めて思ったのですよ。
テレビの中にいる、雑誌の中にいる横山さんももちろん魅力的なんですけど、ライブとか舞台とか、そういうところにいる横山さんは更に魅力的で。
「生きている」とか「頑張っている」ってのが必死さじゃなくて楽しさで伝わるからなのかな、と思ったり。
いろいろ大変なことを楽しんでいる横山さん、そして周りへの感謝を忘れない横山さん、を見た気がします。
ま、ラストのシーンであんなに「横山裕」感がでてしまってはホントはいけないのかもしれないけど(爆)ゆうちんはそれでいいんだよ、と思ったり←結局最後には甘い(笑)

最後にはなりましたが、全くご縁がないまま終わるかもしれない状況だった私に、救いの手を差し伸べて下さった、ゆかりちゃん、かよさん、まこさん、ありがとうございました!
そして、せっかくお誘い下さったのに日程合わずやもろもろでお断りをさせて頂いた皆様、大変申し訳ありませんでした。
お気遣い頂いてとても嬉しかったです。
加えて、このあらすじを作りますのにご協力頂きました方々、ありがとうございました。
まだまだあらすじに肉付けすべく、ご意見をお待ちしております(笑)

あー楽しかった!


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  3. のゆ | URL | -

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    あらすじ、ありがとうございます。
    思いがけず見せていただけた舞台で、引き込まれるように夢中で見たので、
    細かなところどころか大まかにも覚えていないことだらけだったので、こうして文字にしておいて頂けるのは本当にありがたいし嬉しいです。
    横山さんが一生懸命でありながら、とても自然で、
    「演じてる」感がないままの2時間あまりだったことを覚えています。
    伝えたい気持ちはきちんと言葉にする、口にする。
    その単純なことが一番大事なのだと思った舞台でした。

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